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更に上流に上っていきます


よく整備されていて安心して歩けます

山姫の嶺の梢にひきかけて
晒せる布や滝の白波
（源　俊頼）		 滝の名前が刻まれています



鼓滝


沢山の魚が泳いでいます
水深あるところには 我世をは今日か明日かと待つ甲斐の
涙の滝といつれ高けむ
（在原行平）



雄滝のところまで上ってきました


ぬきみたる人こそあるらし白たまの
まなくもちるかそての狭きに
（在原業平）



雄滝と夫婦滝


こきちらすたきのしら玉拾ひおきて
世のうきときのなみたにそかる
（在原行平）


桓武天皇の長男 在原行平が身の不幸を嘆き
「幸運を待って流れる私の涙と、この滝の水といずれが多いか」
と歌って、 ホロリと落とした涙が
そばにあった石の上に落ちて、
石の表面で「涙」という字になったといわれる 行平涙石		 雄滝



夫婦滝



五龍不動


不動尊



不動明王


たち縫はぬ紅葉の衣そめ出てて
何山姫のぬの引の滝
（順徳院）



金色に輝く大日如来座像


ここから先は急坂なので、もと来た道を戻ります


千代かけて雄たき女瀧の結ほれし
つきぬ流を布引の川
（作者不詳）		 岩地蔵菩薩


布引の滝のしらいとなつくれは
絶えすそ人の山ちたつぬる
（藤原定家）		 美しかった布引渓谷は新神戸を過ぎると
三面護岸の醜い姿に・・・

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