2005年2月10日
セラヴィリゾート泉郷 ヴィラ高山 とも
※2005年11月13日より愛犬家専用リゾート「高山わんわんパラダイスホテル」になりました。
ヴィラ高山は昨年秋から3月末までのCシーズン(平日)限定で、1泊2食付6,300円(税込サ別)のエンジョイプランを行っていて、旧泉郷の平日会員も利用できるようになっています。スキーを満喫できるシーズン最中にも関わらず、急に1月10日から3月11日までクローズとなってしまいました。しかしクローズ中でも2月10日〜12日まで臨時オープンという事でしたので、冬の高山を遊びにエンジョイプランで旅行をしてきました。
ヴィラ高山は材木関係の企業が1988年に竣工させたものの休館していたホテルを、セラヴィリゾートが買い取り、大掛かりな改装をして、2001年12月21日にリニューアルオープンさせたホテルです。木材がふんだんに使われている館内はクラシカルリゾートの雰囲気で、東急蓼科リゾートや上高地帝国ホテルを彷彿とさせつつ、コンパクトにまとまっていて山小屋の雰囲気が上手く表現されています。
少ないスタッフのサービスのレベルは非常に高く、とても快適な滞在でした。レベルが高いというのは競争の激しいホテルで鍛えられたような洗練されたサービスという事ではなく、優しく気が利くといった人間性そのものがサービスにしみ出ているような、アットホームなサービスです。小さいホテルだからこそできる快適さなのかもしれません。 私の大好きな高原のクラシカルリゾートと言えば、ラウンジにはマントルピースが定番ですが、このホテルではマントルピースではなく、規模に見合った薪ストーブを使った演出がなされています。排気が十分では無いので、薪の湿り具合では館内に煙が立ち込める事がありますので、苦手な方には目にしみるかもしれません。
しかしストーブに使われる薪はヒノキとヒバに限定されていて、煙とともに立ち込める香りはとても素晴らしく、クラシカルな雰囲気と調和して、いつまでもラウンジで過ごしたいという、リゾートの恋しさが募ってきます。
食事は、鱒や飛騨牛など、岐阜県らしい食材を美味しく調理されていて、十分満足できる内容でした。また、いつもホテルだと家族揃って入れる機会が少ない中で、別棟に立てられた貸し切り個室露天風呂は希少で、女房と子供にも喜ばれました。
敷地が1万坪もあるホテルなので、チェックアウト後はホテル敷地で遊びました。雪深いロケーションなので、広さを実感できる程遠くへは行けませんでしたが、誰も踏みしめていない雪にひざ上までハマリながら歩いたり、鎌倉を造って入ってみたり、ソリで滑ったりと雪遊びを満喫しました。
久しぶりに感動のあるホテルでした。今後も常宿として利用する事になると思います。 |