2005年9月23日
セラヴィリゾート泉郷 浜名湖グランドホテルさざなみ館 とも
9月後半の連休を利用して、浜名湖グランドホテルさざなみ館へ行ってきました。このホテル(旅館)は館山寺のすぐ隣の土地に1927年(昭和2年)に創業した老舗旅館でしたが、1994年頃に現在の場所にホテルを移転新築し、2001年9月からはセラヴィリゾートの傘下となり運営されている旅館系ホテルです。
リゾートとしてのロケーションとしては決して素晴らしい場所ではありませんが、浜松市動物園(入園料・大人400円
- ホテル前売300円)がすぐ隣にあり、ホテル前にある動物園正門バス停から、館山寺を周遊している無料バス「かんざんじ温泉巡回バス・フラワー号」に乗れば、フラワーパーク・浜名湖パルパル・ロープウェイのりば・温泉街などへもアクセスに優れていて、周辺観光にはとても便利です。
セラヴィリゾート泉郷のスタッフから「このホテルは色使いが凄いよ」と聞いていた通り、ホテル内の色使いは笑える程派手でした。1階フロントロビー周りのゴテっとした雰囲気、金色のエレベーター、何よりも各客室フロアのピンクや紫の絨毯や壁紙はとても旅館とは程遠いイメージでした。
それでもホテルスタッフは「旅館です」と言うだけあって、客室へ案内しお茶を出していただいたり、個室もしくは客室で夕朝食を配膳していただいたり、客室毎に付く仲居さんと接する機会は多く、サービス料(チップの習慣が日本独自に変化した物)
を払う事に満足感を得られる滞在ができました。もちろん館内の全ての場所で浴衣スリッパOKです。
何よりも驚かされた事は食事のボリュームの多い事。しかもそれぞれの一品が丁寧に調理されていて、美味しいのです。2泊の滞在が終わっても数日間は満腹感だけではなく、実際に体が重くなりました。
カジュアルプラン1泊2食8,600円(税込サ別)で利用した、1日目の夕食3,675円(税込サ別)分は「嘘だろ〜!」という程出され、さすがに仲居さんだけでなくフロントスタッフにも確認したところ「会員用の安価なコースを作ると厨房にロスが出るので、一般客の(要するに価格より高いコースの)食事とほぼ同等のメニューを会員様専用として出しています」との事で、価格以上の食事にひたすら満足し、その夜は苦しいお腹をさすりながら休みました。
2日目の夕食は会員限定宿泊プラン(NHK大河ドラマ「功名が辻」放送記念)「出世会席」
12,900円(1泊2食・グラスワイン1杯、浜名湖遊覧船30分券付・税込サ別)の会席で、前日のボリュームの多さから昼食を軽くしていたのですが、それでも想像を絶するボリュームで、お腹がはち切れそうな程でした。相談した仲居さんは「当旅館はボリュームが多いというクレームもあるのですよ〜」と笑顔でおっしゃっていました。
旧泉郷会員の平日優待券7,350円(税込サ別)で宿泊しようものなら、7〜8,000円分程度、いやそれ以上の夕食が出るんちゃうやろか?それを楽しみにして行ってみたい所だけど、またお腹が苦しくなったらどうしよう…。食事が良過ぎるため、今後の利用については、期待と不安の葛藤に悩まされそうです。 |