
2006年1月14日 セラヴィリゾート泉郷 強羅天翠 とも
1月14日(土曜日)のホテルオープン初日に合わせて、取材を兼ねて強羅天翠へ行ってきました。
生憎の雨の中、他のお客様が到着する前のお昼過ぎに着いた時には工事車両などがホテル前にずらりと並び、館内も所々養生されていたり、職人やスタッフが走り回っている状態でした。最初のお客様が到着してもまだ数人の職人達が仕上げをしていた所でしたから、清里高原ホテルオープンの頃とは違って、クラブが見切り発車したような印象を受けました。
さて、このホテルは強羅駅から徒歩1〜2分の場所に建っていて、交通の便はとても優れています。車で到着した場合は、敷地外駐車場確保の関係でパレットパーキングとなっているので、ホテルに横付けするとスタッフが車を預かってくれます。善し悪しは別として会員制リゾートホテルでは珍しいサービスです。
そしてチェックインは足湯カフェ(もしくはソファー)でおしぼりとウェルカムドリンクをいただいて行います。ドリンクの銘柄は好きな物を選べるとの事で、家族はコーヒーやジュースをオーダーしました。私は騒がしい時間を避けて夕方の静まった頃を見計らい、1人でラウンジへ行きGlenfiddichをいただきました。
客室数は20部屋という小規模なホテルです。わずかな数の客室ですが、バラエティに富んだ設計をしており、それぞれに良い個性があるので、予約の際にはどのタイプの客室をオーダーするか悩む所だと思います。色々なタイプの客室を撮影しましたので参考にしてください。
このホテルは会員の宿泊料金は1泊2食付きのみで、通年同一お1人22,000円(税込サ別)〜という、とても強気な価格設定になっています。宿泊してみて分かった事ですが、料金のほとんどが質の高い食事に充てられていると感じました。
さらに客室、館内の備品やアメニティ、レストランやカフェの食器など、細かい所にもこだわりがあるようでした。例えば飲料水は全てvolvicで統一されていたり、シャンプーやボディーソープは全てPOLAの製品、客室のお茶にもこだわっていたり、館内で使う雪駄は皮底など、支配人のもてなしの心が細部に行き届いていました。
また露天風呂に引かれている大涌谷温泉は、会員制では少ない色付きのお湯「源泉掛け流し、完全放流」で、客室数の少なさも手伝って、とてもリラックスできます。滞在中の3度の入浴は全て1人で貸し切りでした。
オープン初日で、まだスタッフのサービス体制が完全ではないようでしたが、女将や支配人をはじめスタッフの意気込みはとても伝わってきました。しばらくして落ち着いてくれば、価格に見合ったホテルに十分なり得る素質があると感じました。
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